沈 揆生
電気機器製造部 設計課

2021年入社。生物学を学んだ新卒学生が、いまや電気制御盤の設計を担うエンジニアとして活躍している――それが沈さんだ。生物学という畑違いの専攻から製造業へ進んだ理由を尋ねると、「社内にいた先輩から声をかけてもらい、地元・兵庫で専門技術を身につけられる環境に惹かれた」と笑う。現在は姫路から電車で通い、アナログからデジタルまで多様な電気ユニット製品の設計を手掛ける日々を送る。
回路設計から板金手配まで、ゼロから学んだ4年間
担当するのは、空気圧縮機を起動・制御するための制御盤だ。回路設計、部品選定、レイアウト、構造設計、必要な板金図面の作成まで、一連の工程を一手に担う。「入社前はまったく知識がありませんでしたが、先輩が『とにかく作ってみて、質問しながら覚えよう』と導いてくれました」。入社2年目には、初めて新規顧客案件の主担当に抜擢。先輩のレビューを受けながらも、顧客要求を形にした経験は大きな自信につながった。
“つかず離れず”の距離感が育てる自立心
設計課は程よい距離感が特徴だという。「過度に干渉せず任せてくれるけれど、困ったら必ず助けてくれる」。こうした風土が、自ら課題を見つけて学ぶ姿勢を養う。各工程を俯瞰し、組立・検査まで見据えた設計を目指す沈さんは、「設計だけでなく製造全体を理解し、社内外のニーズに応える技術者になりたい」と語る。


社会人になって芽生えた“ものを見る目”
業界を知らずに入社したからこそ、街で見かける製品やCMに自社の技術が関わっていることを知り、大きな驚きと誇りを感じた。「以前は気にも留めなかった設備や広告に目が行くようになりました」。異分野出身だからこその新鮮な視点が、設計にも新しい発想をもたらしている。
休日は打楽器と生姜醤油――地元愛も忘れずに
完全週休2日制の休日は、アマチュア吹奏楽団で打楽器を担当するほか、友人と三宮や姫路で飲みに出かける。「姫路おでんの生姜醤油は外せません」と笑う姿は、オンとオフの切り替えが実に爽やかだ。


未来の仲間へ
「設計経験がなくても、好奇心とやる気があれば必ず成長できます。社内の先輩たちは挑戦を全力で後押ししてくれるので、迷ったら飛び込んでみてください」。
生物学から電気設計へ。未知を恐れず学び続ける沈さんの姿は、阪神機器が育む“挑戦できる環境”そのものを体現している。
